令和4年度 腕相撲

感じること

毎年正月には配偶者の実家に年始の挨拶に向かう。

なんてことはない、ただ飲んだくれてだべるだけなのだが。世のお父さん方はおわかりかも知れないが、嫁の実家に行ってすることなんかあるのか?ないですよね。

そのくせ、何もしないでボーとしてると態度がデカイとチクッと後で言われる。だったらなんかオーダーをしてくれ。まぁ、気を利かすって意味合いなのだろう。無視だ。

そんな毎年なのだが、今年は二十歳の長男とこたつで向かい同士で座っていたら、ふと「腕相撲をしなはれ」という神のお告げが降りてきた。ただねぇ。

奴は左利きなのよね。かつては私も左で対戦し互角の成績を上げてきた。たださすがにもう無理だろう。で、提案したのがそれぞれの腕でやろうってことでまとまり、いざ、左腕から。

あっっという間に土俵際まで持っていかれた。腕相撲的には手首だけで粘っている感じ。そこに親父としての意地と底力を見せつけねばっていう一心で。でも、このままではいつまでも終わらないでのでここは息子のTKO勝ちで左は終了。

続いて、私の利き手、右腕の登場だ。本領発揮ですな。こちらもスタートと同時に息子を土俵際まで追い込んだ。予想以上の展開だ。だが、息子も手首だけで反抗している感じ。反抗期もあまりなかった息子が今ここにきて親に抗うか。でも、このままではいつまでも終わらないでのでここは親父のTKO勝ちで右は終了。

結果はドロー。来年の再戦をお互い誓った。来年は賞品でも出すかな。

息子の成長に感じること多々ある勝負ではあったが、一番うれしく思えたことは、

「俺、まだまだいけるやん」ってことかな。

 

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