時短修学旅行

感じること

先月娘が修学旅行へ行った。

だが、1泊2日だった。小学生でもあるまいし、中学は3泊でしょ。と思ったが理由はコロナである。「行けただけでもありがたい」と配偶者は言っていた。何やら受け入れをことごとく拒否されたらしい。まぁ、感染者の比較的多い大阪からだからなおさらなのか。ともあれ、そんな中懸命に受け入れ先を探された学校関係者の方々には感謝である。

コロナ禍以前、長男は高校の修学旅行で北海道へ行き、帰りに東京ディズニーランドへ寄って帰るという過密な弾丸ツアーっぽいことをやっていた。逆に言えば、そんな欲張りなこともできたわけだ。

そんなこんなで、かつて自分が言った修学旅行のことを思い出した。

小学生はこんなとこに行った。夫婦って言われてもねぇ。お土産にデッカイ鉛筆とペナントを買ったのを覚えている。昭和すぎる。

高校はこんなとこへ。世界平和って言われてもねぇ。ビードロ買ったけどすぐ割れたし。しかもこの年はあの阪神タイガース(吉田監督)がリーグ優勝し、日本シリーズが行われてた年。新幹線には他の修学旅行生も乗っていた。後方車両から六甲おろしの大合唱が聞こえてくる。覗くと一列になって知らない学校の野郎どもが阪神ヘルメットやハッピなんかを着こんで歌いながら迫ってきた。また、うちの学校の連中も加わって列となり新幹線を小走りで行進していった。「加わりたかった」後悔が残る。

このコロナ禍でいろいろ制限されて、そのタイミングに運悪く当たってしまったのは不幸としか言えない。一生に一度のことだから。50過ぎのオッサンでも修学したかどうかは別としてしっかり記憶に残っている。わが子らにも同じように記憶に残る修学旅行を味わってもらいたい。

 

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